あらすじ
自分で選んだ海辺の町を訪れた輝記は、地図には載っていない古い時計塔を見つける。
時計の針が午後5時17分を指した瞬間、風も波も、沈みかけた夕日も動きを止めてしまった。
止まった時間を再び進めるため、輝記は時計塔の中へ入る。螺旋階段の途中で待っていたのは、旅行へ行かなかったこと、始めようとして諦めたこと、白いノートに何も書けなかったこと――輝記が心の中に残してきた過去の記憶だった。
過去に起きたことを変えることはできない。
しかし、過去をどう受け止めるかと、これから何を選ぶかは変えることができる。
「大人だって、冒険していい」をテーマに描く、現代ファンタジーシリーズ「もしもの扉」第3話。