あらすじ
職場でのパワハラや、妻からの冷遇に耐える日々を送る45歳の和也。うだつの上がらない彼の唯一の救いは、高台の公園で月を観測することだった。
ある満月の夜、和也は同じく心に傷を抱え、月を愛でる女性・さやかと出会う。彼女との交流を通じ、自分らしく生きる勇気を得た和也は、会社を辞めて不倫していた妻と離婚。
幼い頃からの夢だった図書館への転職を果たす。
環境を変え、前を向いた和也は再び公園でさやかと再会。
「月が綺麗ですね」という言葉と共に二人は想いを残さず通わせ合い、深い傷を乗り越えて静かな幸福へと結ばれていく。