あらすじ
王太子ジュリアンを十年以上支え、外交、財政、食糧政策まで陰で担ってきた公爵令嬢エレノア。だが彼女は「華がない」という理由だけで婚約を破棄されてしまう。そんな彼女に求婚したのは、辺境伯アレクシスだった。「俺が欲しかったのは、君だ」――能力ではなく自分自身を愛してくれる彼に戸惑いながらも、エレノアは少しずつ心を開いていく。やがて彼女の知識によって辺境領は豊かになり、一方、彼女を失った王都は混乱。ようやくジュリアンは、王国を動かしていたのがエレノアだったと知る。けれど、もう遅い。「私は今、とても幸せですから」――捨てられた令嬢が本当の愛と居場所を手に入れる、逆転溺愛ファンタジー。