あらすじ

人には、どうしても忘れたい記憶がある。 深夜、ひっそりと扉を開く「記憶屋」。 そこを訪れるのは、後悔、喪失、罪、悲しみ――誰にも言えない記憶を抱えた人々。 店の主人にできるのは、記憶を消すことではない。 依頼人からその記憶を抜き取り、自分自身の中へ引き取ること。 依頼人は忘れ、救われる。 だが主人だけは、その痛みを決して忘れない。 そんなある雨の夜、一人の少女が店を訪れる。 「私……毎晩、死ぬんです」 彼女の中から見つかったのは、本来そこにあるはずのない“誰かの記憶”。 そしてその記憶は、十二年前に姿を消した主人の妹へと繋がっていた。 忘れることは、本当に救いなのか。 苦しい記憶にも、残しておく意味はあるのか。 一話完結の人間ドラマと、少しずつ明らかになる大きな謎が交差する、記憶をめぐる現代ファンタジー・ミステリー。

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小説を読もう2026/09/19
  • 現在の作品記憶屋ーあなたの消したい記憶、預かりますー