あらすじ
十年ぶりに、双子の妹と暮らすことになった。
四歳の頃に両親が離婚して以来、俺と妹は別々の親に引き取られ、別々の場所で生きてきた。
だから俺にとって彼女は、血の繋がった妹でありながら、どこか知らない女の子でもあった。
俺の家へ引っ越してきたのは中学三年の春。
久しぶりに再会した彼女は、昔の記憶とはまるで違う一人の女の子になっていた。
そして俺は、そんな彼女に恋をした。
もちろん、この恋が叶うことはない。
叶えてはいけないことも分かっている。
それでも、一度向いてしまった気持ちは、そう簡単には消えてくれない。
僕は、この恋の矢印を曲げたい。