あらすじ
セルゲイは、法律家になってほしいと言う父の願いに逆らい、音楽への道を選んだ。
彼にはけして姿を見せないパトロンがいる。
未亡人の彼女との書簡のやりとりに励まされ、彼は音楽家として独り立ちし、祖国を代表する音楽家に登り詰めていく。
そこに現れた一人の少年オットー。
オットーとの出会いが、彼の運命を狂わせていく―――。
音楽と手紙だけで深く結ばれていた絆が暗い激情と憎しみに変わるまで。
※実在の音楽家をモチーフにした、19世紀帝政ロシア風のクラシック・ヒストリカル短編(全五部作)です。
※過去掲載した短編を、大幅な加筆・修正のうえ連載版として再構成いたしました。