あらすじ
私、リゼット・アーベルは、呪いの品だけは鑑定できます。それ以外はさっぱりなので、職場ではポンコツと呼ばれています。せっかく呪いを見つけても、分かったことが勝手に口から出てしまうせいで、先輩には褒められるより止められることのほうが多いです。
今回、仕事で訪ねたのは、街のみんなに慕われる聖女様でした。優しい方だと聞いていたのに、私のことは「ポンコツちゃん」と呼びますし、ずいぶん人使いも荒いです。でも、これだけ仕事を任せてくださるのですから、きっと期待されているのでしょう。
先輩には「何も触るな」と言われていますが、聖女様のお役に立てる機会を逃すわけにはいきません。今度こそ、誰にも怒られずに仕事を終えてみせます。