あらすじ
公爵令嬢リリアーヌ・エステリア・アルヴェインは、完璧を求めるあまり、使用人たちから恐れられていた。
そんなある日、彼女の前に現れたのは、一冊の黒い本。
そこに記されていたのは――
自分が侍女に毒殺される未来だった。
「それなら、この侍女を解雇すればよいだけですわ。オホホホ!」
ところが、そう口にした瞬間、本が再び光り出す。
解雇すれば刺殺。
遠方へ送れば焼死。
監視すれば転落死。
行動を変えるたびに、次々と別の「死の未来」が現れる。
どうやらこの本に書かれているのは、このまま進めば訪れるリリアーヌ自身の死。
ならば、やることは一つ。
自分がなぜ殺されるのかを突き止め、その原因を一つ残らず潰してしまえばいい。
前世の記憶も、ゲームの知識もない。
頼れるのは、自分の死の未来を記す謎の本と、どんな状況でも折れない公爵令嬢としての強気さだけ。
しかし学園へ入学したリリアーヌを待っていたのは、彼女一人の死だけではなかった――。
これは、なぜか死ぬ未来ばかりを見せられる令嬢が、迫りくる死亡フラグを片っ端から回避していく物語。
「この世界って悪役令嬢(わたくし)に対して殺意が高すぎませんこと!?」