あらすじ
クラリスは小さな店を切り盛りする、商人の娘。
実は、半年前まで平民だったのだけれど、父が男爵位を得たので今では男爵令嬢だ。
順風満帆だと思っていた矢先、父に公爵家との縁談を勝手に進められ、恋人との仲まで壊されてしまう。
「もう、お父さんの下で働きたくない! こんなところにいたくない!」
幸せを自分で掴むのだと、クラリスは公爵夫人になる決意をする。
しかし、公爵家で待っていたのは「花嫁修行」という名の嫌がらせ。肝心の公爵レオナールは絵に夢中で屋敷の事情に無頓着。
それでもクラリスは負けなかった。商売で鍛えた知恵と度胸で難関をくぐり抜けていく。レオナールもクラリスに感化され、次第に一緒に家の問題に向き合うようになっていく。
やがて二人は、華やかな公爵家が財政破綻の瀬戸際にあることを知る。
元平民の商人令嬢と、芸術家肌の画家公爵による、二人のための公爵家を作り直す物語。自分たちの、幸せのために。