あらすじ
「なんで母さんが指名手配されてんだよっ!」
スピ活にハマった母さんを心配して、普通の高校二年生の俺、宮坂照は八王子の神社へ向かった。
そこで見つけたのは、母さんの顔写真が載った手配書。罪状は――神殺し。
神社巡りでゆるふわスピ活じゃなかったのかよ!?
手配書を持つ俺は、今度は母さんを狙う、雷の太刀を持つ少年に追われる。
逃げながら見つけた御神体で古びた剣をつかんだ時、声が聞こえた。
『いいだろう。力を貸してやる』
声の主はスサノオと名乗った。
スサノオが持つ風の力を借りてどうにか逃げた俺に、母さんから電話がかかってきた。
「照。やっとお兄ちゃんが見つかりそうなの」
――俺、一人っ子だぞ?
母さんが捜していたのは、神に奪われ、家族の記憶からも消されてしまった兄らしい。
そして顔も思い出せない兄貴が存在を抹消されるまで、後一週間もないんだとか。
いいさ、母さんと兄貴、みんなで家に帰ろうぜ!