あらすじ
光り輝く「聖剣」に選ばれたエリートたちの学び舎、聖剣学院。
そんな世界最高峰の学園に、どういうわけか一人の異端児が紛れ込んだ。
新入生、レオン・アークライト。
彼は学院の誰一人として知らない、とんでもない秘密を抱えていた。
彼がその手に握るのは、神聖な剣ではない。
歴史から抹消された禁忌の象徴――「魔剣」だったのだ。
しかも、レオンはただの魔剣使いではない。
呪われた刃を完全に支配し、その底知れぬ力を自在に引き出す唯一の存在、〈魔剣士(ブレイド・マスター)〉である。
「なんで魔剣使いの俺が、聖剣の学園に……?」
本人は至って本気で「平穏な学生生活」を望んでいた。
しかし、周囲のエリートたちがそれを許さない。聖剣を持たないレオンは、早々に「最低ランクの落ちこぼれ」のレッテルを貼られてしまう。
……が、それも束の間のことだった。
入学試験では測定不能の異常な数値を叩き出し、ふっかけられた決闘では上級生を赤子の手をひねるように圧倒。挙句の果てには、学院がひた隠しにしてきた深い闇すらも暴き出してしまう。
「だから俺は、ただ目立たず生きたいだけなんだって……!」
これは、禁忌の刃を持つ規格外の少年が、聖なる学び舎の常識を無自覚にぶっ壊していく痛快なヒロイック・ファンタジー。
そしていつか――
交わるはずのなかった「聖剣」と「魔剣」、二つの歴史が彼を中心に動き出す。