あらすじ
「お義姉様。いい加減、罪を認めてはいかがですか!」
裁判所で、義妹エイレアが『また』声高に叫ぶ。
(聞き飽きましたよ、似たようなその台詞)
ロディナには何度も人生を繰り返した記憶がある。義妹のこの台詞は、嫌になるほど聞いていた。そして、この義妹が偽物であることも知っている。
「いい加減にしていただきたいのはこちらです。妹の体を乗っ取って、最低なことをして。それに認めるも何も、仕組んだのは貴方でしょう?私の大切な妹を、早く返しなさい!」
「……は?な、何を言っているのですか!わたくしはエイレアです。正気ですか?殿方を誑かしたのをわたくしのせいにするなんて!」
(黙れ。養女の私を姉と慕う優しい妹を、こんな女と間違うはずがない)
動揺する彼女を、ロディナは睨みつけた。
「では、この場で明らかにして差し上げましょう」
過去の繰り返しで得た知識と、地道に集めた証言。偽物の悪女を返り討ちにするため、ロディナの反撃が始まる。
※本作は連載中『黒幕の花嫁』の番外編(短編版)です。本編(長編版)はこちら:https://ncode.syosetu.com/n4398la/