あらすじ
毎日1000回の狂気的な自重トレーニング。
削り出された美しい肉体と引き換えに、彼が手に入れたのは「1クォーターすら走りきれない」致命的なスタミナ難だった。
白石 創(しらいし あらた)、高校三年生。
大した実績もなく引退したはずの彼の元に、一通の胡散臭い招待状が届く。
向かった先は、絶海の孤島「青ヶ島」に建設された、極秘のフルダイブ式VRスポーツ施設だった。
「――ここから、日本のバスケ界を変える」
そこに集められたのは、エリート街道から外れた「傷だらけの異端児」ばかり。
男女の筋力差を均等化する『パワーリンク』。
現実の1秒を引き延ばすが、脳と神経を焼き切る『脳内加速』。
理不尽なルールと完璧なAI戦術が支配する剥き出しの空間で、生き残る道はただ一つ。
綺麗事や計算式を、泥臭い「熱量」と「本能」で喰い破ること。
これは、スタミナという時限爆弾を抱えた不器用なシックスマンが、仲間たちと背中を預け合い、数々の天才や冷酷なシステムをねじ伏せていく反逆の群像劇。
「壊れるくらいで、丁度いい」
息が詰まるような論理を、自己破壊をも辞さない狂気の一撃で叩き割る。
――世界を変える、ゲームチェンジャーが目を覚ます。