あらすじ

中学三年の時、夕暮れの河堤で、俺はそれを見た。 護岸の端から、頭が一つだけ出ていた。 顎までの黒い髪。額と目だけ。体は堤の下。 目が合った。 帰宅してから、ふと気づいた。 堤の上から水面まで、十数メートル。 足場も、船もない。 あの頭が堤の高さにあったなら—— その下には、十メートルはある胴体が続いていることになる。 何年も後、河堤が取り壊された。 業者が水を抜き、泥をさらった。 泥の中から、とても長い、つながった骨が出た。 どれくらい長かったのかは、聞かなかった。

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小説を読もう2026/09/18
  • 現在の作品河堤の頭