あらすじ

宝くじで8億円を当てた。 その金の一部で居酒屋を経営していた男は、豪邸を建てるでもなく、世界一雨の降る場所へ旅に出た。 向かったのは、インド北東部メガラヤ州の山奥。 雨と霧に閉ざされた村には、完成まで百年かかる「生きた木の根の橋」、口の中を真っ赤に染めるクワイ、朝搾りたての強烈に酸っぱいライスビールがあった。 日本から持ってきたスパイスで料理を作れば、現地のお父さんに怒られた。 「そんな手に入らないもの使って、商売を教えるな」 ……正論だった。 金はある。 日本で培った飲食店の経験もある。 だが、世界一雨の降る村では、そんなものがそのまま通用するほど甘くない。 飯を食い、酒を飲み、人と話し、雨に濡れる。 8億円を持った元居酒屋オーナーの、泥まみれの秘境滞在記。

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小説を読もう2026/09/18
  • 現在の作品【リライト版】雨の山脈、雲の村