あらすじ

速さだけが、答えだと思っていた。 雨の日だけ、誰よりも速くなるレーサー――カイ・カンザキ。 十八台中十八番手。 スポンサーもない。 チームからの評価も低い。 それでもカイは、ただ速くなることだけを求めていた。 ある雨のレース。 カイは、圧倒的な速さを持つ少女レーサー、レクシー・ヴァルモンを追い詰める。 その瞬間、コースに一本の「赤い線」が現れた。 音が消えた世界。 誰も知らないはずの声。 そして、レクシーだけが知っていた言葉。 「次に見たら、絶対に越えないで」 ――戻れなくなるから。 そのレースで刻まれた差は、わずか0.037秒。 だが、それはただの敗北ではなかった。 繰り返される違和感。 曖昧になっていく記憶。 存在するはずのない「十三番目の席」。 やがてカイは、自分が知らないはずの何かを知っていることに気づいていく。 速くなるために。 勝つために。 そして――まだ思い出せない何かのために。 これは、一人のレーサーが最後のゴールへ辿り着くまでの物語。 最後に残るのは、勝利か。 それとも―― REQUIEM。

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カクヨム
カクヨム2026/09/18
  • 現在の作品『REDLINE REQUIEM』0.037秒の境界線 ~忘却のサーキットで、もう一度君と走る~