あらすじ
2805年、東京国。学生たちが、日本刀を帯びて街を守る。
彼らは学生兼治安維持部隊「剣志隊」。
日常の中に、斬ること、斬られることが潜む。
鎖国と長い人口減少を経た日本では、護身のための帯剣が再び認められ、刀を使った犯罪も起きている。未来でありながら、街にはどこか時代劇めいた暮らしと剣客の文化が戻っていた。剣志隊は、街の治安維持と将来の軍務に備える若者たちの組織である。
副隊長の糸無柚希。恋を叶えるため剣士を目指す少女。剣の才に恵まれながら、人を斬る自分に戸惑う少女。復讐を人生の目的にする者。絵を描く者。歌手の夢を追う者。
放課後には試験勉強をし、恋に悩み、友達を作り、絵を描き、歌う。普通の学生と変わらない時間もある。
だが仕事になれば、本物の刀を抜き、ときには人の命を奪う。
守るため。恋のため。復讐のため。仕事として。
同じ刀を振るっても、その理由も、斬った後に残るものも、一人ひとり違う。
一話ごとに中心人物が変わる、一話完結型の群像剣戟譚。
人は何を想って、刃を振るうのか。
※本作は、過去に掲載した作品を全面的に改稿・再構成した再執筆版です。
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