あらすじ
30歳、独身。
大阪でシステム運用・保守の仕事をしながら、一人暮らしをしているなお。
仕事に追われ、休日は家でお酒を飲んだり、動画を見たり。
自由だけど、どこか物足りない毎日。
そんななおの人生を変えたのは、一匹の保護犬――トイプードルの「ハク」だった。
人懐っこくて甘えん坊。
おもちゃよりも、なおと遊ぶことが大好き。
そして、ちょっぴりヤキモチ妬き。
2年後、さらに一匹の保護猫「レン」を迎えることになる。
人見知りだけど、慣れれば甘えん坊。
大人しくてほとんど鳴かない、黒白のハチワレ猫。
妹なのに、どこかお姉ちゃんみたいなレン。
なおにベッタリなハク。
気づけば、ひとりだった家は三人の暮らす場所になっていた。
仕事、恋愛、友人、お酒、何気ない休日。
そして、誰にも話したくない過去――。
笑ったり、悩んだり、ときには泣いたり。
特別じゃない毎日の中で、少しずつ「家族」というものを知っていく。
これは、一人の男と一匹の犬、一匹の猫が過ごす、何気ないけれど大切な日々の物語。
今日も玄関を開ける。
「ただいま」
そこには、帰りを待ってくれている家族がいる。
『ただいまを言える家』