あらすじ
社交が苦手で、周囲から「冷たい令嬢」と呼ばれているエリシア。
そんな彼女の屋敷に、ある日から一頭の青い竜が勝手にやってくるようになった。
花壇を壊し、パンをねだり、なぜかエリシアのそばから離れようとしない。
そして、そのたびに竜を迎えに来るのが、無口で人付き合いの苦手な若い竜騎士カイルだった。
「またあなたの竜が庭に来ています」
「……すまない」
「今日は花壇を壊しました」
「本当にすまない」
会話の苦手な令嬢と、同じく無口な竜騎士。
二人の間に入りたがる、おせっかいな一頭の竜。
少しずつ距離が近づいていく中、カイルが任務で王都を離れることになり――。
これは、人とうまく話せない二人が、自分たちなりの言葉で恋を伝えるまでの物語。