あらすじ

「遥か遠くのどこかから、ほんの少しだけ、薔薇の香りが漂ってきた。 あえて言うなら、一輪分くらい」 七歳のとき、ソファは嗅覚を失った。 それ以来、彼が感じることのできる匂いは、たったひとつ。 死。 この世界で自分だけが知るその匂いを、ソファは「白い匂い」と呼んでいる。 その事実に絶望した日から、二十年。 ソファは、彼女と出会う。 タンミ。 彼女は―― ソファが嗅ぎ取れる唯一の匂いを漂わせていた。 けれど、その匂いは「死」でも、「白」でもなかった。 薔薇だった。 &目次 一輪の薔薇 ライラック チューリップ カーネーション かすみ草 エーデルワイス 一輪の薔薇

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小説を読もう2026/09/18
  • 現在の作品匂いの色