あらすじ
五十二歳。
自動車部品メーカーの専務取締役、佐々木公作の口癖は「最近の若いやつは分からん」だった。
ある朝、公作は目を覚ます。
女子中学生の姿になって。
原因は不明。 身体は完全に十代の少女。
会社を辞め、戸籍を失い、ついには「佐々木公作」は法的に死亡する。
それでも家族は彼を父として、夫として受け入れた。
新たな名前は佐々木咲良。 戸籍上十五歳。
高校へ進学した咲良は、かつて理解できなかった「最近の若いやつ」の世界へ飛び込むことになる。
友情。 恋愛。 青春。
そして、自分は何者なのかという問い。
失った人生の先で、一人の男は再び人生を始める。
これは、佐々木公作が如何にして佐々木咲良となったのかを描く物語。