あらすじ
“戦う為に飛び、飛ぶ為に生きる”
戦禍に包まれる某国、連日の出撃、終わりのない消耗戦の最中、前線の航空基地に傭兵達が降り立つ。
出身、国籍、機体までもがバラバラな傭兵達。粗暴な荒くれ者達の中に交じる金髪に青い瞳の女。
ヨーコ・アバークロンビーは鉄の翼を駆り、大空を舞う事を生き甲斐とする。
「蒼眼の狐」の異名を持つヨーコは所属も忠誠も持たず、契約が終われば次の空へ向かう。
彼女にとって戦争とは、信念や思想を語る場所ではなく、ただ飛ぶための場所だった。
第三次世界大戦後、航空戦の姿は大きく変わった。
空を支配したステルスと長距離ミサイルは、それに対抗する技術の発展によって効果を弱め、戦闘機同士の格闘戦が再び戦場へ戻ってくる。
集う新旧の機体、正規軍の精鋭、賞金稼ぎの傭兵、名もなきパイロットたち。
これは広大な戦の空を舞台に飛行機雲たちが織り成す物語。