あらすじ

【PROJECT PRIZMVERSE】 本作は単独で楽しめます。他作品を読んでいなくても問題ありません。 昨日まで隣で寝ていたやつが、人間の袋から尻尾だけ出していた。 俺は小さい。爪も弱い。逃げ込んだ穴には、俺を食う虫までやってくる。 そんな俺が拾ったのは、人間の落とした、光る魔道具だった。 押せば光る。虫が怯む。 ――なら、腹を噛める。 初めて自分で獲物を倒した日、身体の奥に二つの未来が見えた。 速く逃げる脚か。敵を裂く爪か。 両方は選べない。変われば、今までの穴にも入れなくなるかもしれない。 声を盗む怪異とは、獲物を半分にする約束をした。 逃げるだけだった穴には、少しずつ帰ってくるやつが増えた。 明日の飯が欲しい。食われずに眠りたい。 そのためなら、道具も罠も、仲間の力も使ってやる。 足音がしただけで、寝床を捨てるのはもう嫌だ。 次のダンジョンボスには、俺がなる。

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カクヨム
カクヨム2026/09/18
  • 現在の作品狩られる側の最弱モンスターですが、次のダンジョンボスは俺です ~拾った魔道具と選べる進化で、人間だらけのダンジョンを生き抜く~