あらすじ
犯罪心理学者・神崎零。
冷静沈着で、何でも分析する。
食べ物には妙にうるさい。
けれど――
彼にも、まだ何者でもなかった時代があった。
二十二歳のとき、父・神崎丈一郎と同じ心理学の道を歩むことを拒み、零は一人、海を渡る。
アメリカの大学院。
犯罪心理学との出会い。
そして、メアリー、サイモン、ハロルドという、後の人生を大きく変える人々との出会い。
だが、渡米したばかりの零には、ひとつの問題があった。
――何を食べても、味がしない。
食事はただの栄養補給。研究のためなら、それでいい。
そう思っていた零だったが、あることを機に、止まっていた何かを動かしていく。
やがて大学院を経てFBIへ。
犯罪心理学者として経験を積み、三十代を迎えた零は、再び日本へ帰ることになる。
父から離れるために海を渡った青年が、
何を見て、何を失い、そして何を取り戻したのか。
これは、神崎零が「神崎零」になるまでの物語。
そして――
現在の彼を知るあなたなら、きっと気づく。
「ああ。だから、この人はこうなったのか」と。
※今回、食べ物の話はそこまで登場しません。
これを完結したのち、第三弾が始まります。
第三弾で重要な存在が、この物語にはどんどん出ます。
なので読んでください。笑