あらすじ
一晩にして、すべてが灰になった。
故郷カーリィ村を襲った突如の惨劇。両親を、全てを失い、生き残った少年アランの胸に残されたのは、深い絶望と、復讐への誓い、「真実を知れ」という言葉。
憎しみを抱えたまま、運び屋として冷酷な世界へと足を踏み入れたアラン。
しかし、様々な人々――過去を背負った少女たち、そして謎多き師――と出会い、関わりを深めていく中で、アランは世界の「真実」を知っていく。
なぜ村は焼かれたのか。なぜ両親は死ななければならなかったのか。
関わった誰もが、胸に抱えきれない「後悔」を遺して散っていく。
どれほど人が傷つき、大切な誰かを失おうとも、世界は何事もなかったかのように平気な顔で回り続ける。
燃え盛る復讐の薪(まき)に疲れ果てたアランが、血と絶望の果てに見出す「救済」の答えとは――。