あらすじ
『列異伝』という書物がある。
内容の多くは散逸したが、三国志の時代に生み出された中国初の志怪(オカルト)小説である。
作者の名は、曹丕。
言わずと知れた奸雄曹操の息子。後漢の献帝に禅譲を迫って魏の初代皇帝となった三国志後半の悪役だ。
彼には「オカルト作家」という知られざる一面があった――。
鬼物奇怪の事に心惹かれ、オカルティックな物語を収集するために様々な怪異へと首を突っ込んでいく俺様系貴公子の曹丕。
その助手に(半ば強制的に)任命され、曹丕と行動を共にする巻き込まれ系軍師の司馬懿。
若き日の二人は、幽鬼、もののけ、UMA、超常現象、恐るべき神々……ありとあらゆる古代中国のオカルトに挑んでいく!!
前人未踏のオカルティック三国志、今ここに開幕す!!!
【主要人物】
◉曹丕(字:子桓)
曹操の三男。後に魏の初代皇帝になる男。
鬼物奇怪の事(オカルト)に興味を抱き、『列異伝』という志怪小説を執筆するために怪異譚を収集・研究している。フルーツ大好き。
物語開始時点(207年)で21歳。
◉司馬懿(字:仲達)
名門司馬氏の優秀な八人兄弟(司馬八達)の一人。
曹操に出仕を求められるが病と偽り、故郷の孝敬里に引き籠っていた。嫁の張春華がとっても恐い。
物語開始時点(207年)で29歳。