あらすじ
俺が駆けつけたとき、すでにミリアは死んでいた。
スラム育ちのロイドを拾い、育ててくれたシスター・ミリア。
彼女は孤児たちのための寄付金を守ろうとして、凶悪な犯罪組織《ダリオ一味》に殺された。
そして、荒らされた教会でロイドは神から一つの力を授かる。
ユニークギフト《バウンティ・ハント》。
神罰対象となった賞金首を討伐すると、その者が持っていたスキルを一つ奪うことができる力だった。
《気配察知》《短剣術》《弓術》《腕力強化》――。
末端の賞金首を狩り、スキルと情報を奪いながら、ロイドは少しずつ巨大な犯罪組織へ近づいていく。
だが、彼が追う敵もまた、ただ狩られるだけではない。
罠を張る者。
人質を取る者。
ロイドを逆に狩ろうとする者。
そして、その頂点で待つ《ダリオ》。
これは、神にすべてを委ねる英雄の物語ではない。
誰を追い、いつ戦い、どう決着をつけるのか。
それを自分で選ぶ男の、賞金首狩りと神罰の物語。