あらすじ
大学二年生の瀬川直人は、男友達四人と肝試しで山中の廃村を訪れる。
そこで彼らは、心霊系配信者のライブ配信アーカイブで知った「混血婚」という儀式を試してしまう。
酒、血、名前を書いた木札、土を壺に入れ、婚池へ沈める。
行った者には繁栄がもたらされる――はずだった。
一週間後、友人の一人が事故死する。
さらに二人目も、不可解な死を遂げる。
そんな直人に声をかけたのは、大学の後輩・榊原静良だった。
「先輩たちがやったの、本当の儀式じゃありません」
かつてその村に存在したのは、「混血婚」ではなく「魂結婚」。
昭和三十八年に途絶えた因習と、十五年ごとに繰り返される災い。
友人たちが次々と死んでいく中、直人は静良とともに、二つの“こんけつこん”の真相を追う。