あらすじ

私はエレスタ王国の宰相、レイ。 王を支え、国政を整え、国で起こる問題を片付ける。 それが私の仕事だ。 新しい王が即位した。 国は新しい時代へ向かおうとしていた。 ……ところが。 ある日、王城に一人の女が現れた。 城下町で夫と二人の娘と暮らしていた、どこにでもいる人妻。 そう思っていた。 だが、話してみれば様子がおかしい。 王政の問題を次々と言い当てる。 臣下たちが抱えていた問題まで、まるで最初から知っていたかのように口にする。 そして何より。 陛下が、その女を見る目がおかしい。 王としてではない。 一人の男として、見ている。 ……女には夫がいる。 陛下には国がある。 本来なら、交わるはずのないものだった。 ところが。 二人が出会ったことで、王の人生だけではなく、国そのものまで少しずつ変わり始める。 私は宰相だ。 だからこそ、冷静に見極めなければならない。 これは国にとって何なのか。 この女は何者なのか。 そして陛下は、一体どこまでこの女に惹かれているのか。 そう考えていた。 ――いたのだが。 **いやいや待て待て待て!!** どうして恋愛の話をしていたはずなのに、国政まで上手く回り始めているんだ!? ……私は宰相である。 王の恋を見守る仕事ではない。 なのに今日も私は、王と一人の女を眺めながら、頭を抱えている。 この国は一体、どこへ向かっているんだ。

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小説を読もう2026/09/18
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