あらすじ
夫から何の相談もないまま、二十七年暮らした家が売られていた。
契約はすでに成立し、引き渡しまであと四十六日。
妻の佳代は初めて一人で住む部屋を探し、結婚した長女は「帰る家」を失い、実家暮らしの長男は突然やってきた退去の日と向き合う。
そして、その家を新しい生活の場所として選んだ家族もいた。
一つの家を売ったことで、それぞれの人生が動き始める。
家とは、誰のものなのか。
家族とは、同じ家に住むことなのか。
二十七年暮らした家をめぐる、五人の物語。
※本作はカクヨム、エブリスタ、アルファポリスにも掲載しています。