あらすじ
平日(月-金)AM7:00公開。
和風世界、秋津洲国を舞台に、ヒロインの花杜茉理(はなもりまつり)と、大和路雪(やまとじすすぐ)との関係を主軸に繰り広げられる、運命の恋の物語。
茉理は、本が好きな十九歳の少女。幼少期に両親を喪い、さらに先日、育ての親である伯母とも死に別れてしまった。
絶望した茉理は、思い出の地である花窟神社におもむき、「もう、生きる意味がわからなくなりました」と涙を流す。その瞬間、茉理は強い光に包まれる。光の中に見たのは美しい一柱の女神だった。
「あなたが来るのを、ずっと待っていました」
女神の言葉を聞きながら気を失う茉理。倒れそうになるところをスーツ姿の男性に助けられる。
蘇我長鳴と名乗る彼は、茉理が〈いざなみの愛し子〉であると告げる。
「貴女のことを、ずっと探していました」
三十年前、あの世とこの世の境界を塞いでいた〈岩〉が割れ、黄泉の国より〈死気〉をもたらす亡者が流れ込むようになった。
亡者の〈死気〉は生者を害する。
死と生の境界の崩れた、この国の混乱を救うためには、茉理と、〈いざなぎの愛し子〉との協力が必要。
だが、それは茉理の死を意味した。
両親も伯母も亡くなり、生きる目的を失っていた茉理は、この申し出を了承する。
長鳴に連れられて向かった先は、隠(なばり)市。
そこで出会った〈いざなぎの愛し子〉は、二十五歳の青年で、大和路雪といい、茉理がたった一つ、大切にしていた小説の作者だった。