あらすじ
23世紀。
人類は月と火星に生活圏を広げ、AIは交通、電力、通信、経済、行政など、社会のほとんどを支えるインフラになっていた。
月面政府のAI資産管理部門で働く佐伯と森も、そんな社会でごく普通に仕事をしている。
計算資源の利用率を確認し、税率を検討し、AI配当の見込みを確認する。
AIが膨大なデータを処理し、都市を動かしていても、人間の仕事は意外と変わらない。
会議をして、予算を決めて、古いExcelに悩まされる。
これは、そんな23世紀の月面都市で働く二人の日常を描いた、少し未来で、どこか現代と変わらないSF短編集。