あらすじ
世界は、一つの劇場だった。
理想に縋り、愛を求め、他人を羨み、怒りに身を任せる人々。
彼らはそれぞれの「大罪」を抱えながら、それでも自分の人生を生きようとする。
だが、その背後では人間を選別し続ける男――ゴイと、世界をただ見つめる存在が動いていた。
生き残るため、自分の判断だけを信じるネミティブ。
失ったものを決して手放せない菅原。
誰かのようになり続け、自分を失うカルロス。
愛する者を守るため、その自由まで奪おうとするメリカ。
悲しみを怒りへ変えて生きるルゥ。
そして、いくつもの顔と嘘を使い分けるイース。
七つの歪みの先で、何も持たない少年アベスは問われる。
「君は、どうしたい?」
七つの大罪を「人が生きるために抱えた歪み」として描く、群像ダークファンタジー。
※暴力・死・人体に関する描写を含みます。
※「ザクログ」でも掲載しています。