あらすじ
西暦2052年。
インド太平洋を巡る緊張が高まるなか、日本には国籍を問わず志願者を受け入れる実戦部隊――「日本外人部隊」が存在していた。
長崎県・五島列島、福江島。
そこに駐屯する第13独立大隊は、歩兵、火力部隊、無人機、AI、そして最新鋭の50式六脚戦術機「アラクネ」を組み合わせ、「敵より先に見つけ、先に知り、味方を勝たせる」戦いを追求する特殊な部隊である。
主人公は、ベラルーシに生まれ、幼い頃に日本へ避難し、日本を祖国として選んだ20歳の少尉――アレシャ・イワノヴナ・ノヴィカワ、通称レーシャ。
相棒は、渋い声で話す柴犬型ホログラムの戦術支援AI「ジョン」。
国籍も、生い立ちも、戦う理由も異なる兵士たちが、一つの部隊として共に戦い、共に生き、そして帰る場所を守る。
最新兵器と無人戦闘システムが支配する近未来の戦場。その一方で、訓練、整備、酒、休日、仲間との何気ない時間も続いていく。
これは英雄の物語ではない。
「全員で生きて帰る」ために戦う、兵士たちの物語。