あらすじ
家族のため、王太子妃になるため――。
公爵令嬢ロゼリアは、十八年間、ひたすら努力を重ねてきた。
けれど彼女を待っていたのは、婚約者だった王太子の裏切りと、国家反逆の濡れ衣。
「どうして……わたくしが……」
愛する家族にも見放され、処刑台で十八年の生涯を終えた……はずだった。
――目を覚ますと、彼女は赤子に戻っていた。
「二度目の人生では、王太子妃にはなりません!」
今度はだれかのためではなく、自分自身のために生きる。
そう決意したロゼリアに、精霊は残酷な未来を告げる。
祖国オルヴェリアは滅亡する。
家族を救うため、そして自分の未来を守るため。
ロゼリアが目をつけたのは、祖国の宿敵・ヴァルクライス帝国の第一皇子、アルドリックだった。
「あなたに王国を差し上げるわ」
ロゼリアは大胆な取引を持ちかける。
ところが――交渉は、まさかの不成立!?
だか、敵同士であるはずの二人は、運命に導かれるように惹かれ合っていく。
一度は人生を奪われた公爵令嬢と、国を背負いながらも自らの運命に縛られた敵国皇子。
二人の出会いが、運命を大きく変えていく。
これは、国盗りから始まった二人の運命の物語――。