あらすじ

痩せたいと思っているのに食べ過ぎてしまう。 人の目が気になって周りに合わせ過ぎてしまう。 悪いニュースばかり気になってしまう。 私たちはこうした行動を、「意志が弱いから」「人としてダメだから」と思ってしまいがちです。 しかし本当にそうでしょうか。 実は、人間の脳や身体は、数十万年にわたる進化のなかで、「生きのびること」に最適化されてきました。 高カロリーを好むことも、集団に合わせることも、危険に敏感になることも、本来は生存確率を高めるための合理的な機能だったのです。 つまり、「つい食べ過ぎてしまう」「空気を読んでしまう」のは、意志が弱かったり、間違っているのではなく、本来の人間の「設計通り」に動いているだけなのです。 しかし、この設計は狩猟採集時代の環境に適応したものでした。 食料が不足し、情報が限られ、小さな共同体の中で暮らしていた時代には合理的だった仕組みが、SNSやニュースなどの情報に溢れ、お互いに競争し合う社会の中で、「バグ」になってしまったのです。 本書では、SNS依存、フェイクニュース、陰謀論、ルッキズム、承認欲求、不安、先延ばしといった現代的な問題を、生命科学の視点で説明します。 私たちが「なんでこんなことをしてしまうんだろう……」と自分を責めてしまうような行動は、間違っているものではなく人間として当たり前のものだということを科学的に説明しつつ、どう付き合っていけばいいのかがわかる一冊です。

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シーモア
シーモア2026/09/17
  • 現在の作品思いどおりにならない人生を変える生命科学 すべて本能のせい