あらすじ

「三十年後に知った真実は、愛する人を二度失うほど残酷だった。」




王太子アレクシスには、幼い頃から愛し続けている婚約者がいた。

公爵令嬢セシリア。

来月には結婚式を控え、誰もが二人の幸せな未来を信じていた。

しかしある夜、国王が毒殺される。

捜査の末、容疑はセシリアの一族であるローゼンベルク公爵家へ向けられた。

次々と現れる証拠と証言。

無実を訴えるセシリア。

それでもアレクシスは、愛する人を信じたい気持ちと王太子としての責任の間で揺れ続ける。

やがて下された判決は死刑。

処刑を目前にしたセシリアが本当に恐れていたのは、死ぬことではなかった。

それは、唯一愛した人に信じてもらえなくなること。

そしてアレクシスもまた、最後まで彼女を信じ切ることができなかった。

三十年後。

賢王として国を治めたアレクシスは、一通の手紙によって残酷な真実を知る。

セシリアは最後まで無実だった。

取り返すことのできない後悔と共に生きた一人の王と、最期まで愛を貫いた一人の令嬢が紡ぐ、切なくも美しい悲恋の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/09/16
  • 現在の作品白薔薇は散るその日まで