あらすじ
かつて白竜帝が治めた「オルタニシス竜大陸」。
だか、500年前に創造主たる白竜は忽然と姿を消し、大陸中は未曾有の混沌に陥る。残された5人の竜王たちは、大陸の隅々まで白竜の痕跡を探すが、手掛かりはない。
――時が過ぎ、世界中の人々からは白竜の記憶は薄まり、500年の歳月が流れた。
かつての混沌は去り、5人の竜王による均衡が保たれているかのように見えるオルタニシス竜大陸。しかし、その平和は薄氷の上のものに過ぎなかった。創造主の不在は、竜王たちの心に傲慢と、他国への猜疑心を植え付け、水面下では新たな覇権争いの火種が燻り続けていた。
そんな歴史の転換期を迎えようとしている大陸の辺境。竜王たちの支配が届かない「白煙の谷」と呼ばれる深い霧に包まれた集落に、一人の少年がいた。