あらすじ

十一人全員が、自分が殺したと言った。
しかし、十一人全員に、確実なアリバイがあった。

山奥にある、人口十一人の集落。
そこで一人の旅行記者が殺された。

住民たちは全員、犯行を認める。
証言に矛盾はなく、凶器からは全員の指紋が検出された。
それなのに、死亡推定時刻には誰も現場にいなかった。

取材に訪れた記者・藤崎駿は、町を覆う奇妙な沈黙に違和感を抱く。
なぜ彼らは、疑われることよりも、過去を語ることを恐れるのか。

やがて浮かび上がるのは、犯人探しの前提を揺るがす疑問だった。

この町が隠しているのは、殺した人間なのか。
それとも、殺された人間なのか。

十一の自白。一つの死体。消された名前。
罪と記憶をめぐる、一冊完結の閉鎖集落ミステリー。

『この町には、犯人しか住んでいない』
著者:刈谷ユウサク

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アルファポリス
アルファポリス2026/09/17
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