あらすじ
50年に及ぶ膠着状態が続く《白銀領》の戦線。北方魔法帝国《アルセリア》の最強戦力「白銀の死神」ことリゼット・アステリアは、「命令されたから」という理由だけで感情を殺し、南方魔導王国《ヴァルディア》の部隊を次々と凍らせ続けていた。
しかし、ヴァルディア側が新たに投入した強力な炎や雷の異能を持つ少女《魔女》たちとの死闘を経て、リゼットの機械のような心に少しずつ変化が生じ始める。戦場という極限状態の中でしか理解し合えない敵の魔女たちとの交感、そして失われていく若い命を前に、彼女の胸中に「なぜ自分たちは殺し合わなければならないのか」という疑念が芽生える。