あらすじ

教会で育った孤児の聖女、セラ。 治癒と浄化の力を持つ彼女は、シスターとして穏やかな日々を送っていた。 そんなある日、セラは定期浄化のため、国でもっとも恐れられるディアス公爵家へ派遣される。 そこで出会ったのは、黒髪に赤い瞳を持つ公爵家嫡男、エレヴ・ディアス。 短気で口も悪く、人を寄せつけようとしないエレヴ。 その身体には、決して他人には見せない黒い痣が広がっていた。 かつて建国戦争を終わらせるため、悪魔と契約したディアス公爵家。 その代償として一族は生まれながらに真名を奪われ、やがて理性を失い魔人へと変わる呪いを背負っていた。 普通の浄化では消えることのないエレヴの呪い。 しかしセラが彼に触れた時、これまで誰にも起こせなかった変化が現れる。 「お前……何者だ?」 自分でも知らなかった力。 失われた真名。 そして、教会の前に捨てられていたセラ自身の出生。 惹かれ合う二人が真実へ近づくほど、神と悪魔の戦争によって隠された建国の歴史が姿を現していく。 これは、名を奪われた魔人と、 自らの名を知らない聖女が、 互いの本当の名前を見つける物語。

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小説を読もう2026/09/17
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