あらすじ

体力なし、力なし、素早さなし、魔法なし、特技はコマンド覗き……戦闘では役立たずの眼鏡の道具屋は、魔族と人間が対立する世界で、なぜか仲間に魔族の男と女を抱えながら、冒険を続けている。 この世界ではマナー違反とされる、他人のコマンドウィンドウを覗くことが大好きな道具屋は、ひょんなことから、仲間のコマンドウィンドウを覗いてしまい、彼らの秘密を知ってしまっていた。 その結果、人間のふりをして本当の姿を隠した魔族のふたり――魔術師(女)と戦士(男)――の秘密を守ることはもちろん、もうひとりの仲間である僧侶(女)を含めた、恋の三角関係の面倒を見るはめになっている。 魔術師(女)は戦士(男)へのアピールに余念がなく、戦士(男)は僧侶(女)のことしか考えておらず、道具屋は冒険の日々の中、苦労しながらパーティーを切り盛りしている。 旅の途中、大都市アイエイシュカーにやってきた道具屋たちは、窃盗被害に遭い、貧乏生活を送ることになる。横柄な成金の雇い主のもとで館の警備クエストをこなしたり、近郊の村や町で発生した住人消失事件の解決を図ったり、そこで魔術師(女)と関わりがありそうな魔族の女が現れたり……時に姑息に、時に真面目に、金稼ぎに奮闘する。 そんな中、僧侶(女)は、街中でとある老人の神父に出会う。老神父は僧侶(女)の事を知っているようだが、彼女は覚えがない。しかし、その老神父との出会いをきっかけに、僧侶(女)は何も言わずに道具屋たちの前から姿を消してしまう……。 彼女は自ら望んでパーティーを離れたのか――。 それとも、何か離れないといけない事情があったのか――。 僧侶(女)の行動の理由がわからないまま、道具屋たちは彼女を捜す。 時を同じくして、得体の知れない集団がアイエイシュカー周辺で事件を起こし始めて、次第に道具屋たちは僧侶(女)の過去を知るとともに、大都市を揺るがす事件に巻き込まれていく……。

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小説を読もう2026/09/17
  • 現在の作品コマンドウィンドウを覗くのはマナー違反です-二ノ章-