あらすじ

このクラスには能力者がいる。 後藤直人には、誰なのかが一目でわかる。 能力の種類も、強さも、目的も分からない。 ただ、持っているかどうかだけは間違えない。 高校二年の六月。 同じクラスの水野紗季が能力者であることも、直人は前から知っていた。 だからといって、関わる理由にはならない――はずだった。 探究活動で同じ班になったことをきっかけに、二人の距離は少しずつ縮まっていく。 その矢先、同じ班の高瀬航が紗季へ妙に絡み始めた。 紗季もまた、高瀬にだけ明らかに距離を取っている。 能力絡みだ。 たぶん、それも分かる。 けれど、知っていることと、踏み込んでいいことは同じじゃない。 異能は見つかる。 それでも、人のことは簡単には分からない。 秘密と判断、その境界を巡る現代異能譚。

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カクヨム
カクヨム2026/09/17
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