あらすじ
小中高大とずっと一緒の幼なじみ、向井修司。
彼は「心配だから」という名目で、いつも私の隣を陣取ってきた。
私は彼への依存をなくすため、睡眠時間を削って人脈を築き、自立しようとしていた。
「俺がこいつの窓口だから」
けれど、彼の無自覚な過干渉は、私が必死に築いたものを何度も壊していく。
限界を迎えた私は、誰も来ない防音の旧音楽室へ彼を引きずり込んだ。
そこで剥がれていくのは、「心配」という言葉に隠れていた彼の本音と、私が押し殺してきた感情。
「いまここでキスしてくれたら信じてあげる」
保護者と子供のフリをして隣にいた幼なじみ二人が、逃げ場のない密室で、もう元の関係には戻れなくなるまで。