あらすじ
「才能がない」
それが、少年レイに与えられた評価だった。
魔法の才能もない。
剣の才能もない。
特別な力もない。
それでもレイは、冒険者になることを諦めなかった。
何度失敗しても、何度負けても、ただひたすらに鍛え続ける。
才能のある者たちが簡単に越えていく壁を、レイは何年もかけて一つずつ越えていく。
そして冒険者となったレイは、仲間たちとの出会いをきっかけに、世界各地の冒険へ身を投じていく。
古代遺跡。
魔族との戦い。
人間同士の争い。
そして、誰も知らない神代の文明と、世界に隠された「理」。
やがてレイは知ることになる。
この世界には、人々がまだ知らない存在がいることを。
そして、自分自身が「祝福を持たない」のではなく――
そもそも、この世界を観測する何者かによって、正しく認識されていない存在だということを。
才能がなくても、選ぶことはできる。
失敗しても、歩き続けることはできる。
これは、無才と呼ばれた少年が、仲間たちと共に世界の真実へ辿り着き、自らの選択で未来を切り開いていく物語。