あらすじ

「一階の方って、やっぱり遠慮を知らないのね」 二十七歳の久世いぶきが引っ越してきたのは、三十二階建てのタワーマンション――の、一階。 祖父母が入居するまでの三か月間、部屋の使い勝手を確かめるだけの、気楽な仮住まいになるはずだった。 ところが、このマンションでは住んでいる階数が、そのまま人間の格付けになるらしい。 高層階のママ友グループを仕切る鷹宮麗華から押しつけられる雑用、不透明な会費、庭への無断侵入。 「独身なんだから」「一階のくせに」と見下されても、いぶきには黙って従う気などない。 規約を読み、記録を残し、おかしいことには「おかしい」と言う。 持ち前の負けず嫌いと粘り強さで反撃するうち、萎縮していたママ友たちも、少しずつ声を上げ始める。 ついには麗華が「オーナーにあなたのことを伝えます」と言い出して――。 あの、そのオーナー、うちの祖父母なんですが。 見下された一階から、理不尽な上下関係をひっくり返す。 三か月限定のタワマン暮らし、全十二話の痛快ご近所逆転劇!

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カクヨム
カクヨム2026/09/17
  • 現在の作品一階ですが、何か?――見下された私、タワマンオーナーの孫でした