あらすじ
女帝陛下の命令でドレスを着せられ、女性礼法を叩き込まれる――。
そんな奇妙な宮廷生活にも、すっかり慣れてしまったミハイルたち「カーテシー・クラブ」のもとへ、今度はとんでもない依頼が舞い込んだ。
「プロイセンの外交官を、五日間で立派な貴婦人に仕上げてほしい」
1746年、サンクトペテルブルク。
ロシアとプロイセンの関係は悪化し、宮廷にも険悪な空気が漂っていた。
そんな中、プロイセン外交官ブラントは、エリザヴェータ女帝の機嫌を損ねないため、宮廷の男女逆転行事へ参加することになってしまう。
しかも晩餐会まで、あと五日。
ドレスの仕立ては間に合うのか。
カーテシーは身につくのか。
化粧も、女性らしい所作も、舞踏も覚えなければならない。
敵国の男を相手に、ミハイルたちの無茶な特訓が始まる。
ところが本番当日、事態は外交問題だけでは終わらなかった。
華やかな宮廷舞踏会の裏で進む、何者かの企み。
そして女帝エリザヴェータを襲う、予想外の危機――。
敵国の外交官とロシアの男たちは、ドレス姿のまま宮廷の危機を乗り切れるのか?
史実の18世紀ロシア宮廷を舞台に、女帝の無茶振りから始まる宮廷コメディ&歴史活劇。
『カーテシー・クラブ』第2巻。