あらすじ

「君との婚約を解消したい」 婚姻調停官として五年間、何度も聞いてきた言葉を、まさか自分の婚約者から聞くことになるとは思わなかった。 しかも相談相手は、この私。 仕方なく事情を聞いてみるものの、どうにもおかしい。 浮気でもない。 私を嫌いになったわけでもない。 それどころか彼は、今でも私と結婚したいと言う。 なら、なぜ婚約を終わらせたいのか。 その理由を聞いた時、私は九年間続いた婚約を一度終わらせることを決めた。 他人の婚約なら何度も調停してきた。 けれど、自分たちのことだけは、何も話し合えていなかった。

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小説を読もう2026/09/17
  • 現在の作品婚約破棄の調停官ですが、本日の依頼人は私の婚約者でした