あらすじ
30歳の高瀬美月は、事故で小学生の頃からの親友・千陽を亡くした。
結婚を目前にしていた千陽には、桐谷直人という婚約者がいた。
美月が彼と会ったことがあるのは、これまでにたった2回だけ。
千陽が亡くなって1か月。
月命日に墓参りへ行った美月は、そこで直人と再会する。
翌月も、その次の月も。
約束をしたわけでもないのに、二人は同じ場所で顔を合わせるようになる。
最初に話すのは、いつも千陽のことだった。
美月しか知らない千陽。
直人しか知らない千陽。
思い出をひとつずつ分け合ううちに、二人の間に流れる時間は少しずつ変わっていく。
これは、大切な人を失った二人が過ごす、月に一度の一年間の物語。