あらすじ
山奥にひっそりと佇む、地図にも載っていない謎の洋館――黒鐘館。
ある日、そこへ五人の男女が招待される。
人気の考察系YouTuber。
筋金入りのミステリーオタク。
数々の推理小説を手掛けてきたミステリー作家。
そして、事件解決を生業とする探偵。
最後の一人は――ミステリーとは無縁の、どこにでもいる普通の会社員だった。
彼らを館へ呼び寄せた人物は現れない。
残されていたのは、奇妙な招待状だけ。
そこには、たった一つの謎が記されていた。
「この館には十二の部屋があります。しかし、十三番目の部屋があります」
館を調べる五人。
確かに存在するのは十二の部屋だけ。
ところが、その夜。
館の時計が零時を告げた瞬間――
存在しないはずの十三番目の扉が現れる。
そして、その扉を境に、館で次々と不可解な出来事が起こり始める。
誰もが知識と経験を駆使して謎を解こうとする中、なぜか一人だけ、事件の「前提」に違和感を抱く会社員・神崎蓮。
彼が何気なく口にした一言が、五人の推理を大きく揺るがしていく。
これは単なる密室殺人なのか。
十三番目の部屋には何が隠されているのか。
そして、この館に五人が集められた本当の理由とは――。
すべての謎が一本につながったとき、あなたは自分が何を見落としていたのかに気づく。
これは、最後まであなた自身の「推理」を試すミステリー。